2024.10.31 劇団ARIAバックナンバー その努力、目的・目標に向かっていますか?

毎月25日ごろ配信のARIA Solutionのメールマガジンから、人事労務関係についてわかりやすくお伝えするコーナー「【劇団ARIA】西野さん教えて!」をこちらのサイトでも紹介します。

2023年5月11日配信のメルマガから
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◆【劇団ARIA】西野さん教えて!

このコーナーでは、社労士の西野さんに、人事業務の初心者「カッパちゃん」が質問をしていく形で、手続き業務のワンポイントや仕事のコツをお伝えしていきます。

今回は、

“その努力、目的・目標に向かっていますか?”

という話です。

 ↓↓

ある日のこと、せっせと書類整理をしているカッパちゃんに、西野さんが声をかけました。

西野さん(以下、西)
「カッパちゃん、昨日頼んでおいたA社のカワウソさんのマイナンバーの確認と社会保険・雇用保険の申請はできた?」

カッパちゃん(以下、カ)
「あ、このあとやるよ~」

西「え? まだやっていないの?」

カ「昨日連絡が取れなかったら、もう一度電話しなきゃいけないんだ」

西「マイナンバーの確認が取れないと申請できないんだよ?」

カ「……うん」

西「あとでちょっと時間を取って話そうね」

カ「……はい」

―――― 1時間後。

会議室で西野さんとカッパちゃんが、書類が置いてあるテーブルを挟んで向かい合っています。

西「申請の手続きは、だいぶ慣れてきたみたいだね。
 やればすぐに終わるのに、どうして先にやらなかったの?」

カ「手続きを間違えちゃいけないと思って、マニュアルを確認してたんだ。
 そうしたら、この前お客さんに聞かれた言葉が出てきたから、本とかネットで調べていて、いつの間にかいろんな資料で机の上がいっぱいになっちゃって……」

西「わかったわかった。(はぁ……)
 調べているうちにマイナンバーの確認を忘れていたのね」

カ「うん」

西「今回の場合は、先にA社さんに連絡を取って、マイナンバーを聞いてしまえばよかったわね。
 あと、スケジューラーに予定を入れておくとか、メモをするとか、忘れないようにする工夫も必要だよね」

カ「そうだね」

西「ところで、さっきカッパちゃんに持って来てもらった“これ”なんだけど」

と、西野さんが指さしたのは、テーブルに置いてあったA4版の紙。
『仕事の評価シート』というタイトルの下に表があり、何やら色々書き込んであります。

西「3ヶ月くらい前に、この『仕事の評価シート』を一緒に作ったよね。
 このシート、時々見直してる?」

カ「えーと……。頭に入っているから大丈夫だと思って、机の中にしまってた。いつの間にか忘れてたよ」

西「……」

言葉が出ない西野さんでしたが、気を取り直してカッパちゃんに話します。

西「じゃあ、もう一度おさらいしようか。
 うちの会社の目標は『組織開発のプロとして、人と企業の“のびしろ”を伸ばし、企業の業績アップを実現すること』。
 カッパちゃんが目指す目標の中で、会社の目標と重なる部分は何だったっけ?」

カ「ボクは会社の“縁の下の力持ち”になって、会社を支えたいんだ。
 特に、“人”に対するサポートをして、社員の人たちに気持ちよく働いてもらえる環境を作ること。
 気持ちよく働くことができれば、仕事も進んで、業績アップにつながるよね」

西「そうだね。オッケー。
 じゃあ次は、そのためには具体的に何をするんだっけ?」

カ「まずはお客さんの信頼を得るために、労働法や社会保険の知識をつけて、手続き業務ができるようになること。
 だから、調べていたんだよ」

西「うん。それはわかるよ。でも、ちょっと考えてみて」

カ「?」

西「お客さんから『社会保険と雇用保険の手続きをお願いします』っていうリクエストが来たでしょ。
 もし手続きが遅れたらどうなると思う?」

カ「一番困るのは保険証の発行が遅くなるってことかな?」

西「そうだよね。特に通院中の人とかお子さんがいる人は、早く保険証がほしいよね。
 もし手続きが遅くなって、お客さんに保険証が届くのがさらに遅くなったら、お客さんはどう思うかな?」

カ「えっ、それは嫌だし、不安じゃないかな」

西「カッパちゃんが申請手続きを進めなかったら、どんどん遅くなっちゃうってことだよ?」

カ「(ハッ!)そうかぁ……。
 ボク、お客さんのためにもっと勉強しなきゃと思ってたけど、手続き業務を進めなきゃいけなかったんだね」

西「もちろん、労働法や社会保険の勉強も必要だよ。
 でも同時に、手続き業務を滞りなく進めることも大事!
 お客さんからのご依頼にきちんと応えることができなければ、いくら一生懸命勉強しても、信頼してもらえないでしょ?」

カ「確かに」

西「この『仕事の評価シート』は、どの目標に向かって何をするかを見失わないようにする、地図みたいなもの。
 いつも見直して、自分が目標に向かって進んでいるのか、確認しながら行動するといいよ」

カ「うん」

西「目標からズレたところで頑張っても、評価されないからね。
 目標を確認して、話し合いながら進めていこうね」

カ「はい!」

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カッパちゃんの軌道修正ができたようですね。

目標へ向かった行動ができているのか。
それを確認できるのが、上の会話で出てきた『仕事の評価シート』のようなものです。

そもそも、このような評価する元となるものがなければ、社員は何に力を入れていいかわかりません。
会社の方向と、どうズレているのかもわからないでしょう。

上司も同じく、何を基準にアドバイスや評価をしたらよいのかわかりません。

上司と部下で目的・目標のすり合わせを行い、目指すゴールのイメージを共有しておく必要があるのです。

目標設定や社員の評価など、気になることがありましたら、いつでも弊社にご相談ください。

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