今回は創業ステージにおける【組織力】をレベルアップするための課題解決方法、「ポジティブアプローチ」についてお届けします。
よく使われている「ギャップアプローチ」と併せて知っておくと、状況によって使い分けができ、組織力を発展させることができます。
課題解決の考え方には、ポジティブアプローチとギャップアプローチがあります。
ギャップアプローチとは、不具合や欠陥の原因を突きとめ対策を打つことで、解決する方法です。正常値が基準であり、目指すゴールとなります。
「パソコンが故障したら修理に出して、不具合を起こしている部品を交換する」
という例の場合、正常に動くことがゴールで、それに向けた対策(部品の交換)をします。
一方のポジティブアプローチは、理想的な未来を描き、その実現のために現状を変える方法です。
「本当はどうなったらいいのか」 という未来を描き、
「そうなるために今どうしたらよいのか」 と、具体的なイメージを通じて行動指針を明確にします。
例えば、 「明日の商談はどうなったらいい?」 「そのために、明日の午前中までに何を準備しておけばいい?」 など、具体的なイメージが湧くような質問をします。
具体的なイメージが湧くことで、自分が何をすればよいのかが明確になります。
ギャップアプローチは、原因追及をして不具合を改善し、ポジティブアプローチは、理想を描いて、そのプロセスを具体的にします。
ギャップアプローチは明確な回答がある問題に適していますが、答えが定まらないコミュニケーションには向いていません。
しかし、部下がうまく仕事を進めていない時に、「何でできないの?」などと原因追及してしまいがちです。
言われた側は、ダメ出しや、否定されたように感じます。
そもそも得意じゃないからできていないわけで、ギャップアプローチでは強みを活かすことができません。
コミュニケーションでは、原因を問う代わりに、個々の強みや性格に合わせて理想を追求するポジティブアプローチが適しています。
また、何がダメなのか原因を追究することは、限られた範囲で物事を考えることになり、アイデアが出にくい方法です。
標準レベルに達することはできますが、突拍子もないアイデアやそれ以上のレベルに行くことが難しくなります。
かつては個性を活かそうとすると、「勝手なことをするな」と言われてしまいました。
でも、今は違います。
様々なことが複雑に絡んでいて、誰も答えを知りません。 常識的な答えだけでなく、突拍子もないアイデアが必要になってきます。
日本人は傾向として、ギャップアプローチを使いがちですが、今の時代は答えが決まっていないので、自分で考えて発想していくことが求められています。
ポジティブアプローチを上手に使うために、大事なポイントがあります。
それは、ありたい姿、望む状態といったビジョンを、上司と部下で共有しておくことです。
ポジティブアプローチではビジョンがゴールとなりますので、ビジョンが共有されていなければ、部下へポジティブアプローチを取ることができません。
まずは、上司と部下でビジョンを共有することが大切です。
人によって目標達成の仕方、スピードはちがいます。
できるだけその人の強みを活かしやすくなるようにすれば、着実に目標達成に向かって行けるでしょう。
ビジョンを共有することで、部下が強みを発揮しやすくなります。
チームで仕事をしていれば、その人が強くないところは誰かが補完してくれます。
各自の強みが活かせれば、より大きなことにチームでチャレンジしていくことができます。
また、当然のことですが、会社のビジョンを理解することも重要です。
「自分が所属する会社が、何を目指しているのか」 「会社は自分に何を求めていて、どうすればいいのか」 を認識していなければなりません。
会社のビジョンとその人のビジョンが重なる部分が多いと、仕事での充実感や満足感を得やすくなります。
会社の目標を理解し、それを個人の成長と結びつけることで、より意欲的な取り組みが可能となります。
今回は、ポジティブアプローチ、ギャップアプローチという課題解決方法をお伝えしました。
・課題解決の考え方には、ポジティブアプローチとギャップアプローチがある。 ・ギャップアプローチとは、不具合や欠陥の原因を突きとめ対策を打つことで、解決する方法。正常値が基準で、目指すゴールとなる。 ・ポジティブアプローチは、理想的な未来を描き、その実現のために現状を変える方法。具体的にイメージをして、プロセスを明らかにする。 ・ギャップアプローチは明確な回答がある問題に適している。答えが定まらないコミュニケーションには向いていない。 ・コミュニケーションでは、個々の強みや性格に合わせて理想を追求するポジティブアプローチが適している。 ・ポジティブアプローチは標準レベルを超えたアイデアを出すことができ、自ら考え発想することが求められる現代に合っている。 ・ポジティブアプローチを成功させるために、上司と部下でビジョンの共有が重要。 ・会社のビジョンと個人のビジョンが一致すれば、仕事への満足感や充足感が高まり、意欲的な取り組みが可能となる。
それぞれのアプローチで適するものが違いますので、課題や問題によって、使い分けしていきましょう。
しかし、実際にどうやって使うのかわからないかもしれません。
「1on1面談に、ポジティブアプローチをどう使ったらいいのでしょうか」 という質問をよくいただきます。
もし、自社で具体的にどう取り入れたらいいかわからない場合は、導入準備のお手伝いをすることができます。
いつでもお気軽にお問い合わせください。
また、6月に発売となりましたこちらの本も参考になりますので、よかったら読んでみて下さい。 ↓↓ 『プレイングマネジャー必須スキル 部下が勝手に活躍する魔法の質問 育成する原理・視点・行動がわかる』
ポジティブアプローチを使って、組織力をアップしていきましょう!
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