ケーススタディCase Study

離職率が高く
せっかく入社した社員が
すぐに辞めてしまう

社会背景

新規採用の場合
はコストが高い!
【企業の体力低下】

離職率は大卒で
3年で3割

採用コストは
一人あたり
300~400万円

かつ、優秀な人材を採用できるかどうかはわからない。
さらに、採用できたとしても、定着するかはわからない。

今いる社員を
戦力化することが
ベスト

社員の強みが引き出され、業務の場で活かされているか?

目標達成への道筋やコミュニケーションはあるか?

導入したプログラム・研修例

効き脳診断(ハーマンモデル)を活用した参加型研修など

【D 株式会社様】

人事評価制度の導入についてご相談をいただいた老舗建設工事業のケースです。
代表者とのヒアリングで、評価制度の導入では解決できない問題点が浮かび上がってきました。

公共事業を中心に手掛けるD社の工事受注は安定しており、社員のスキルも問題ないという社会背景でしたが、一方で社員がそれぞれ割り当てられた工事をこなすだけで、 情報共有や連携はなく、典型的な個人商店経営でした。
工事は誰がやっても同じという状況ですから、社員が自己重要感を得ることも難しく、役職者も一職人であって、リーダーとして機能しているとまでは言えない状態でした。
そのため、せっかく入社した社員も、自分の存在意義や仕事のやりがいを感じることができず、離職率が高い状態に陥っていました。お互いに協力して、強みを活かし、目標を実現するような雰囲気はなく、 誰もが言われた業務を黙々とこなすのが仕事でした。
こうした状況で評価制度を導入すれば、ますますコミュニケーションが形骸化し、やらされ感だけが増していく状況になりかねません。

そこで、まずは研修を通じて社員一人一人の特性や強みを引き出すことからスタート。
自分が得意なことを表明し、他者が得意なことを理解することが相互支援の第一歩です。最初はゲーム感覚で出来るワークを中心に研修に慣れてもらい、ゲームで習得したチームビルディングのスキルを仕事現場でも活用してもらいました。

その結果、自分の価値を再認識できた社員たちが活気を取り戻し、チームの雰囲気に変化が現れはじめました。徐々に業務の中で対話や協力が生まれ、 結果的に離職率を低減させることに成功しました。

Before

  • ・言われたことを言われた通りやるのが仕事

  • ・現場の一体感はなく、リーダーが機能していない

  • ・職人が個々に動く個人商店経営

After

  • ・個々の社員が仕事のやりがいを見つけられるようになった

  • ・工事のクオリティが上がり、効率よく仕事をこなせるようになった

  • ・チームで情報共有ができるようになった

組織力が向上し、
やりがいの発見によって離職者が減少

社員の
モチベーションが
上がらない

社会背景

社員の5割は、
今の企業で
働きたいと思っていない

社員が企業の
理念・ビジョンに
共感できていない

企業のビジョンと社員の「自分軸」の
共有ゾーンを広げる

企業の「会社軸」ばかりを押し付けてはいないか?

組織内のコミュニケーションが健全か?

組織全体として社会背景維持思考に陥ってはいないか?

導入したプログラム・研修例

・ビジョナリープラン策定サポート
・管理職の役割責任表作成
・「自分軸」と「会社軸」の共有ゾーンの発見
(キャリアビジョンの作成・「自分軸」の明確化)

【P 株式会社様】

生命保険代理店のP株式会社では、企業理念やビジョンは明確になっているものの、チームとしての活気はありませんでした。現場のセールスパーソンは、「保険を売らされている」と感じている人が多いため、 個々のモチベーションも低い様子でした。

モチベーションとは、ありたい姿と社会背景とのギャップに生じるもので、ありたい姿(ゴール)がなければモチベーションは生まれません。ゴールが描けないのは、企業理念やミッションが浸透していないか、 同意できていない可能性があります。

まず手始めに行ったのは、セールスの意味づけを変えることです。営業活動を、「保険を売る仕事」から、「お客様にとって有益な情報を届ける仕事」「保険を通して、困っているお客様を助ける仕事」に定義を変えました。
それと同時に、社員一人一人の価値の明確化に取り組み、企業理念やミッションとの共通点を再確認ました。

その結果、自分自身のスキルアップや成長がお客様の役に立ち、しいては会社の業績向上につながることが実感でき、営業活動に対するセールスパーソンの意識が徐々に変化してきました。
さらには、本音で語り合える組織風土や目標達成のために協力し合う姿勢を引き出すことに成功したのです。保険営業は、個々のセールスパーソンのモチベーションが業績に大きく影響します。 高いモチベーションが持てるような変化に富んだ企業活動を維持するのも経営者の重要な任務なのです。

Before

  • ・営業活動へのモチベーションが低い

  • ・仕事への価値が見いだせない

  • ・チーム内で「言えない」「言わない」が当たり前の状態に

After

  • ・セールスに対する定義を変え、仕事の価値を再認識

  • ・仕事を通した自分の成長を可視化

  • ・本音で語り合える組織風土を醸成

仕事の意味を再定義し、
「自分軸」と「会社軸」の
共有ゾーンを拡大して
セールスチームの意識を革新

積極性・主体性のある
リーダーが育たない

社会背景

責任を取るくらいなら
仕事を任されたくないと
考えている

指示待ちの社員が大半で、
主体的に動ける
社員が少ない

ビジョンの共有と
適切なマネジメントが
信頼関係を育む

「言えない」「言わない」が横行していないか?

チームメンバーはゴールを共有しているか?

マイクロマネジメント(過干渉)になっていないか?

導入したプログラム・研修例

・リーダー研修(人材育成力)
・成長支援制度の導入・運用
・組織開発コンサルティング(人材の段階的成長を仕組化)

【株式会社U様】

株式会社Uはオンラインゲームやアプリ開発を行うIT企業で、クリエイター50名が在籍しています。社内を7つのチームに編成し、プロジェクト進行を任せていますが、 リーダー級の社員がなかなか育たないのが経営課題でした。
クリエイターは開発業務には主体的に取り組むけれど、マネジメント業務には消極的な傾向にあり、できれば開発の実務に携わっていたい、人的マネジメントはやりたくない、 と考えているメンバーも多くいるという社会背景です。しかしこれでは企業の成長はいずれ鈍化してしまいます。

今回は経営者ヒアリングに加え、社員にも詳しくヒアリングを行ったところ、トップリーダーのマイクロマネジメント(過干渉)が組織を停滞させている原因ではないかという仮説にたどり着きました。 業務指示が細かく、指示通りにできないと怒られることが多いため、社員は主体的に考えて動くよりも指示を待って動くほうが効果的だと考えていたのです。

経営者と社員の見方にギャップが生じていることを把握し、トップリーダーには現場の意見を尊重する姿勢を持ってもらった上で、目標やスケジュール、アクションプランを明確にするプロセスを現場主体で進めていく体制を整えました。 研修を受講した経験がなかった多くのメンバーも徐々に定期的な社内研修に馴れ、前向きな受講姿勢で参加するようになりました。

クリエイターとしてテクニカルスキルを向上させていくことに加えて、研修を通してノンテクニカルスキルを身に着けたことで、リーダー層が目標達成を意識して動けるようになり、職場の雰囲気も明るく変化しました。
トップリーダーがマイクロマネジメントに気づいてやめたことで、社員の主体性も生まれてきて、お互いの個性を尊重する行動も見られるようになりました。何よりもリーダーが主体性を持ったことで、 これから組織は大きく躍進すると期待できます。

Before

  • ・職人気質な社員が多く、個人商店経営の状態

  • ・トップの指示通りの仕事はできるが、積極性がない

  • ・リーダーが機能していない

After

  • ・マイクロマネジメントをやめたことで社員が主体性を取り戻す

  • ・自分たちで考えて実行するやり方を導入したことで社内の雰囲気が明るくなった

  • ・リーダーが目標達成を意識するようになった

「リーダーをやってもいい」
と思える社内の雰囲気づくりができた